伊福部昭映画音楽情報

 

[お断り] コンサートと違って、映画の上映を全部網羅することは不可能と思います。また、単発の上映まではフォローしきれません。東京近郊での特集上映ものを中心に載せています。と、書いていたものの、最近は、映画館に出向くことも減りましたので、CS等を中心にします。放映時間は、各局のサイトで確認ください。映画の内容や位置づけは、小林淳さんの「伊福部昭の映画音楽」「伊福部昭音楽と映像の交響 上下」等をお読みください。

 

 

(new)・東京国立近代美術館フィルムセンターにて「逝ける映画人を偲んで2004-2006」

アナタハン(8/5・9/7) 大坂城物語(8/18・9/13) 霜の花(8/22)

 

(new)2007/7月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル>  氷壁(7/3・6) 

<時代劇専門チャンネル> 座頭市血煙り街道(7/2・3) 座頭市と用心棒(7/5・9) 新座頭市物語 笠間の血祭り(7/16・17) 

<チャンネルNECO>  二人の息子(7/6・12・17・27)

<衛星劇場> フランケンシュタイン対地底怪獣(6/8・11・14) 鯨神(6/14・21・30)

NHK衛星第2> 眠狂四郎炎情剣(7/4) 眠狂四郎無頼剣(7/5)  

 

(new)2007/6月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル>  キングコングの逆襲(6/7・13・17・22・26) 氷壁(6/6・13・20・27) 

<時代劇専門チャンネル> 座頭市物語(6/2・4・5・10) 新・座頭市物語(6/6・7) 座頭市凶状旅(6/7・11) 座頭市喧嘩旅(6/11・12) 座頭市血笑旅(6/14・18) 座頭市二段斬り(6/19・20) 座頭市地獄旅(6/21・25) 座頭市の歌が聞える(6/25・26)

<チャンネルNECO>  無法松の一生(6/7・15・18・28)

<ヒストリーチャンネル> つばめを動かす人たち(6/14・17・21) 雪にいどむ(6/15・17・22) 

<衛星劇場> フランケンシュタイン対地底怪獣(6/8・11・14) 鯨神(6/14・21・30)

NHK衛星第2> 大殺陣 雄呂血(6/21) 

 

(new)2007/5月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル>  大魔神(5/2・7・25)  大魔神怒る(5/3・8・25)  大魔神逆襲(5/4/・9・25)

<衛星劇場> 怪談雪女郎(5/10・17・25) 縮図(5/7)

 

(new)2007/4月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル>  緯度0大作戦(4/6・10・16・21・26) 

NHK衛星第2> 眠狂四郎炎情剣(4/18) 眠狂四郎無頼剣(4/19) 

 

(new)2007/3月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル>  緯度0大作戦(4/6・10・16・21・26) 

<チャンネルNECO> 下町(3/3・5・15・20・30)

<衛星劇場> 帝銀事件・死刑囚(3/2・15・30)

NHK衛星第2> 大殺陣 雄呂血(3/29) 

 

(new)2007/2月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル> 静かなる決闘(2/5・11) 新座頭市物語 笠間の血祭り(2/1・7・12・20・25・28)

<チャンネルNECO>  霧の音(2/1・9・13・23・26)

<衛星劇場> 自由学校(1/2・14・29) 春の渦巻(1/10・18・30)

 

(new)2007/1月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル> 婦系図(1/13) 

<衛星劇場> 自由学校(1/2・14・29) 春の渦巻(1/10・18・30)

 

(new)2006/12月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル>  ゴジラ(12/1・9・17・20・31) 婦系図(12/6・14・20・29) 盗まれた恋(12/5・12・19・25)

<時代劇専門チャンネル> 忠臣蔵 花の巻・雪の巻(12/15・30) 秦始皇帝(12/17・24) 

<東映チャンネル> 十三人の刺客(12/1・10・18・29)

 

(new)2006/11月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル>  ゴジラvsメカゴジラ(11/1・4・8・13・17・26) 座頭市の歌が聞える(11/5・9) 

<衛星劇場> 源氏物語(11/5・16・23) 

NHK衛星第2>この首一万石(11/9) 

 

(new)2006/10月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル>  ゴジラvsモスラ(10/6・10・15・19・23・31) 静かなる決闘(10/1) 

<衛星劇場> 真昼の暗黒(10/3・19・27) 

 

2006/9月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル>  静かなる決闘(9/27) 座頭市と用心棒(9/2・8・13・18・22・30) 

NHK衛星第2> 大阪物語(9/4) 婦系図(9/5) 

 

2006/8月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル>  宇宙大怪獣ドゴラ(8/2・7) 鯨神(8/3・9・19・21・31) 地球防衛軍(8/1・6) フランケンシュタイン対地底怪獣(8/5・8)

<時代劇専門チャンネル> 忍びの者 霧隠才蔵(8/10)

NHK衛星第2> 忠臣蔵花の巻(8/7) 雪の巻(8/8)

 

2006/7月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル>  宇宙大怪獣ドゴラ(7/16・25・29) 地球攻撃命令ゴジラ対ガイガン(7/5・8・11・14・23) 地球防衛軍(7/15・18・22・25) 日本誕生(7/6・12・16・20・28)  フランケンシュタイン対地底怪獣(7/16・24・31)

<時代劇専門チャンネル> 忍びの者 霧隠才蔵(7/23・30)

 

2006/6月のCS等映画

サッカーのワールドカップ対応のためか。単なる偶然だが、淋しい結果。なお、7月の日本映画専門チャネルは、フラバラ等盛りだくさん。

<衛星劇場> 無法松の一生(6/1・9・17)

NHK衛星第2> 手討(6/2) 柳生武芸帳(6/12) 柳生武芸帳双龍秘剣(6/13)

 

2006/5月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル> 座頭市喧嘩旅(5/3・22) 座頭市血笑旅(5/4・19・24) 座頭市二段斬り(5/5・26) 足摺岬(5/9・19) 

<チャンネルNECO> 一万三千人の容疑者(5/1・10・14・19・30) 幸福への招待(5/3・9・18・23・30)

<衛星劇場> 自由学校(5/5・25) 続・警察日記(5/7・20)

NHK衛星第2> 忠直卿行状記(5/30)

 

・国立近代美術館フィルムセンター「シナリオ作家 新藤兼人」

偽れる盛装(4/12・5/6) 源氏物語(4/12・5/12) 西陣の姉妹(4/12・5/13) 原爆の子(4/5・5/12・28) 暴力(4/13・5/9) 縮図(4/13・5/7) 足摺岬(4/14・5/3) どぶ(4/14・5/7) 狼(4/6・5/13) 銀心中(4/15・5/9) 殺したのは誰だ(4/15・5/12) 海の野郎ども(4/15・5/16) 悲しみは女だけに(4/16・5/19) 氷壁(4/16・5/18) 夜の鼓(4/16・5/9) 

 

・あの映画のDVDが密かに発売

長らく幻となっていた映画「人間革命」が4/1にDVD化(デジタルリマスター)で発売されています。と言っても、アマゾン等の一般ルートでは入手できないでしょう。興味のある方は、ご自分でネットを検索すると見つかるはずです。なお、特定の場所に行けば、書店等でも購入できます。

 

2006/4月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル> 座頭市血煙り街道(4/1・7・16・29) 足摺岬(4/17・24) 狼(4/3・13)  どぶ(4/4・6・10) 原爆の子(4/5) 

NHK衛星第2> この首一万石(4/10)

 

2006/3月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル> 原爆の子(3/13・20・27・30) 狼(3/15・21・28) どぶ(3/22・29) ゴジラVSキングギドラ(3/3・11・17・19・26・31) 

<時代劇専門チャンネル> 眠狂四郎多情剣(3/3) 眠狂四郎無頼剣(3/5・10)

<衛星劇場> ビルマの竪琴(3/5・25)

WOWOW> 座頭市と用心棒(3/5)

 

2006/2月のCS等映画

<チャンネルNECO> 日本列島(2/4・9・13・24) 村八分(2/9・16・20・28)

<時代劇専門チャンネル> 眠狂四郎多情剣(2/19・26) 眠狂四郎無頼剣(2/26)

<衛星劇場> 女中ッ子(2/7・19)

 

・最近の特撮映画で流用

まさかこの曲のために行く方もいらっしゃらないでしょう(私たちは行きました!)が、大森一樹監督&川北紘一特技監督コンビによる「劇場版 超星艦隊セイザーX戦え!星の戦士たち」(併映は「ムシキング」)において、地球防衛軍所属の轟天がドリルを回転させて進撃するシーンに、「海底軍艦」において使用された曲が流用されています。映画の中身は、正月映画としては、「ファイナルウォーズ」より面白かったかも。

 

2006/1月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル> キングコング対ゴジラ(1/2・3・8・13・28) 新・座頭市物語(1/1・14) 座頭市地獄旅(1/3・29) 怪獣大戦争(1/1・6・15・23) メカゴジラの逆襲(1/3・7・13・22) 座頭市凶状旅(1/7) 静かなる決闘(1/8) 座頭市物語(1/8)

<チャンネルNECO> 氷壁(1/3・10・14・18・31) 憎いもの(1/6・12・15・22・31) 狼(1/4・9・14・18・27)

<時代劇専門チャンネル> 釈迦(1/8)

 

 ・2005/12月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル> 座頭市の歌が聞える(12/1・10・18・23) 静かなる決闘(12/12・13・18・26・27) 座頭市物語(12/29) 座頭市凶状旅(12/30) メカゴジラの逆襲(12/29) 怪獣大戦争(12/31)

<チャンネルNECO> どぶ(12/1・7・12・20・26) 明治一代女(12/2・5・16・20・26)

<時代劇専門チャンネル> 妖僧(12/11・18) 釈迦(12/25)

<衛星劇場> 大殺陣・雄呂血(12/21)

<東映チャンネル> 炎の城(12/10・21・27) 一万三千人の容疑者(12/1・25)

NHK衛星第2> 柳生武芸帳(12/12) 柳生武芸帳 双龍秘劔(12/13) 忠臣蔵(12/15)

 

2005/11月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル> 座頭市地獄旅(11/3・12・23・30)

<チャンネルNECO> 超高層のあけぼの(11/1・5・9・22)縮図(11/2・18・24・29)

 

2005/10月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル> ゴジラVSデストロイア(10/7・10・15・20・23・26・31)

<チャンネルNECO> 原爆の子(10/3・14・17・28)

<WOWOW> 西陣の姉妹(10/2) 蜘蛛の街(10/9)

 

2005/9月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル> 帝銀事件・死刑囚(9/2・13・23) 座頭市物語(9/8・13・24) 新座頭市物語(9/1・12・23・24) 座頭市凶状旅(9/2・13・23・24) 座頭市喧嘩旅(9/3・14・23・24) 座頭市血笑旅(9/6・20・24) 座頭市二段斬り(9/8・22・24)

<時代劇専門チャンネル> お吟さま(9/18・25)

<チャンネルNECO> 足摺岬(9/8・16・19・30) 駿河遊侠伝・破れ鉄火(9/6・10・15・23)

<衛星劇場> 座頭市と用心棒(9/4・28)

 

2005/8月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル> 帝銀事件・死刑囚(8/26) 座頭市物語(8/30)

<時代劇専門チャンネル> 地獄花(8/6・10・13・22)

<東映チャンネル> 日本戦歿学生の手記 きけ、わだつみの声(8/1・13・21)

<衛星劇場> 座頭市血煙り街道(8/4・22) 座頭市二段斬り(8/6・23) ひろしま(8/6・14・23)

 

2005/7月のCS等映画

<時代劇専門チャンネル> 地獄花(7/31)

<チャンネルNECO> 王将一代(7/6・14・22・26)

<衛星劇場> 座頭市喧嘩旅(7/10・18) 座頭市血笑旅(7/11・20) 

 

2005/6月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル> 座頭市と用心棒(6/5・14・18・24・30) コタンの口笛(6/1・9)

<衛星劇場> 眠狂四郎多情剣(6/2・22) 眠狂四郎無頼剣(6/3・23) 新座頭市物語(6/15・23) 座頭市の歌が聞える(6/12・20) 

NHK衛星第2> 狼よ落日を斬れ(6/21)

 

 ・2005/5月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル> コタンの口笛(5/17・22) 白い野獣(5/6・12) 秦・始皇帝(5/7・13) 

<チャンネルNECO> 鬼火(5/2・10・14・18・24・31) 好人物の夫婦(5/2・10・15・18・23・31)

<衛星劇場> 大殺陣・雄呂血(5/4・26) 夜の鼓(5/6・15・28) 憎いもの(5/11・19・29) 座頭市地獄旅(5/17・31) 

<WOWOW> 暗黒街の顔役(5/29) 秦・始皇帝(5/11)

 

2005/4月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル> 暗黒街の顔役(4/2・3・5・12・22) 白い野獣(4/19・22・27) 秦・始皇帝(4/14・24・29) 

<チャンネルNECO> 盗まれた恋(4/1・6・9・14・18・27) 

<衛星劇場> 座頭市二段斬り(4/8・18・26) てんやわんや(4/3・11・19) 

NHK衛星第2> 忠直卿行状記(4/21) 手討(4/22)

 

2005/3月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル> 日本誕生(3/6) 地球防衛軍(3/1・7) 宇宙大戦争(3/2・3・9) 海底軍艦(3/7・8) フランケンシュタインの怪獣サンダ対ガイラ(3/8・9) 白魚(3/3・9・13・21・22・30)

<時代劇専門チャンネル> 春琴物語(3/2) 大坂城物語(3/6・8・16・20・26)

<衛星劇場> 座頭市血笑旅(3/5・22) 座頭市の歌が聞える(3/6・23) 

 

2005/2月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル> サンダカン八番娼館 望郷(2/6・9・17・21・28) 日本誕生(2/11・19・27) 地球防衛軍(2/25・28) 宇宙大戦争(2/25) 海底軍艦(2/26) フランケンシュタインの怪獣サンダ対ガイラ(2/26)

<時代劇専門チャンネル> 春琴物語(2/13・15・19・21・27) 

<衛星劇場> 座頭市喧嘩旅(2/3・12・21) 座頭市地獄旅(2/13・23) 

<WOWOW> 大魔神(2/17)

 

2005/1月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル> 柳生武芸帳(1/2・4・9・24) 柳生武芸帳双龍秘剣(1/2・4・10・25)

<衛星劇場> 座頭市凶状旅(1/2・13・20・25) 眠狂四郎多情剣(1/6・24) 眠狂四郎無頼剣(1/7・25) 新・座頭市物語(1/15・24)

 

 ・2004/12月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル> ゴジラ(12/23・31) キングコング対ゴジラ(12/21・31) モスラ対ゴジラ(12/20・31) 三大怪獣地球最大の決戦(12/19・30) 怪獣大戦争(12/18・30) 怪獣総進撃(12/15・29) 地球攻撃命令ゴジラ対ガイガン(12/12・29) メカゴジラの逆襲(12/9・28) ゴジラvsキングギドラ(12/6・27) ゴジラvsモスラ(12/5・27) ゴジラvsメカゴジラ(12/4・26) ゴジラvsデストロイア(12/2・26) 怪獣王ゴジラ(12/2・16・26)

<時代劇専門チャンネル> 或る剣豪の生涯(12/3・11)

<衛星劇場> 真昼の暗黒(12/3・9・20) 座頭市物語(12/8・20・28)

<WOWOW> 釈迦(12/16・21) 大魔神(12/16)

 

 ・2004/11月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル> 大魔神逆襲(11/4・7・10・14・18・22)

<時代劇専門チャンネル> 鬼の棲む館(11/7・13・18・21・27) 或る剣豪の生涯(11/21・22・27)

<衛星劇場> 座頭市二段斬り(11/8・19・29) 

NHK衛星第2> ゴジラ(11/15) キングコング対ゴジラ(11/15) 三大怪獣地球最大の決戦(11/16) 怪獣総進撃(11/16) ゴジラvsデストロイア(11/19)

 

 ・2004/10月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル> 新座頭市物語 笠間の血祭り(10/5・15) 座頭市と用心棒(10/6・13) 大魔神怒る(10/7・12・16・21・25) 静かなる決闘(10/17・19・23)

<衛星劇場> 蟹工船(10/4・12・24) 

NHK衛星第2> 狼よ落日を斬れ(10/8)

 

2004/9月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル> 蟹工船(9/3・6・19)  大怪獣バラン(9/3・8・13) 座頭市と用心棒(9/23・27) 新座頭市物語 笠間の血祭り(9/23・28) 大魔神(9/7・11・15・19・26)

<衛星劇場> 座頭市血笑旅(9/6・15・25)

<WOWOW> 座頭市物語(9/2) 

 

2004/8月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル> 蟹工船(8/20・23)  大怪獣バラン(8/31)

<東映チャンネル> 白鳥物語(8/12)

<WOWOW> 忍びの者 霧隠才蔵(8/19)

NHK衛星第2> ちいさこべ(8/6)

 

2004/7月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル> 指名犯人(7/1・7)  真昼の暗黒(7/4・7・13) 鯨神(7/9)

<WOWOW> 座頭市物語(7/1) 座頭市血煙り街道(7/29)

 

2004/6月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル> 雪崩(6/12) 虹男(6/8)  ジャコ萬と鉄(6/14・19・24・30) 鯨神(6/15・23・25) 指名犯人(6/22)  真昼の暗黒(6/27)

<時代劇専門チャンネル> 柳生武芸帳(6/6・8・12・13・27) 柳生武芸帳 双龍秘劔(6/6・9・12・20・27)

<衛星劇場> 座頭市喧嘩旅(6/11・26) 自由学校(6/1・11・20)

<WOWOW> 狼よ落日を斬れ(6/24)

 

2004/5月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル> 誰が私を裁くのか(5/7) 雪崩(5/18・25・27) 虹男(5/18・26・29)

<衛星劇場> 座頭市凶状旅(5/2・10・19) 忍びの者霧隠才蔵(5/3・16・31)

<WOWOW> 狼よ落日を斬れ(5/20)

NHK衛星第2> 十三人の刺客(5/28)

 

 ・2004/4月のCS等映画

<日本映画専門チャンネル> 誰が私を裁くのか(4/20・26・29)

<時代劇専門チャンネル> 疵千両(4/3・4・10)

NHK衛星第2> 反逆児(4/13)

 

 ・2004/3月のCS映画

<日本映画専門チャンネル> 静かなる決闘(3/1・7・15・29)、空の大怪獣ラドン(3/2・4・9・13)、

<時代劇専門チャンネル> 座頭市と用心棒(3/14・20・24・29)、疵千両(3/28・30)

 

 ・2004/2月のCS映画

上記「お断り」にも書いていたのですが、BS・CSにおける伊福部音楽映画作品については、必ずしも網羅できる自信はありません。実際に、各社のHPを見ても、音楽担当者の表記がないことも少なくないのです。それでも、見落としたという声があるので、自分のための毎月の作業結果を、アップしておきます。詳しい放送時間等は、各CHのHP等でご確認ください。基本的には、日本映画専門チャンネル・時代劇専門チャンネル・チャンネルNECO・衛星劇場・東映チャンネル・NHK衛星放送くらいをカバーする予定です。

<日本映画専門チャンネル> 盗まれた恋(2/1・6・9・17)、暗黒街の顔役(2/1・3・14・25)、釈迦(2/4・7・11・17・23)、空の大怪獣ラドン(2/25・27)

<時代劇専門チャンネル> 妖僧(2/13・16・18・21)、源氏物語(2/15・17・21・22)

<衛星劇場> 座頭市物語(2/8・15・16・22・27) 大殺陣雄呂血(2/9)

NHK衛星第2> 十三人の刺客(2/6)

 

・勝新太郎映画祭

2003/11/15から2004年にかけて、今は亡き名優勝新太郎の様々な作品を上映する企画が、各地で上映されています。東京(新文芸坐)・横浜(シネマ・ジャック)は、旧年中に終了ですが、その後、大阪・名古屋・神戸・福岡・札幌等全国展開が予定されています。詳しくは公式HPhttp://kadokawa-daiei.com/KATSU-SHIN/。また、座頭市の諸作品もDVD化が進んでいます。

 

・忠臣蔵

東宝の創立30周年記念大作の「忠臣蔵 花の巻・雪の巻」は、2003年もシーズンに向けて、鑑賞できる機会が複数あります。目に付いたものでも、スクリーンでは浅草名画座が12/10〜16に上映。また、東宝作品に強いCS時代劇専門チャンネルで、12/14・20・30と放送される他、NHK衛星第2放送でも12/10に花の巻・12/11に雪の巻が放送されます。加山雄三の内匠頭の最期や山科の子別れは、感涙物だし、俵星玄蕃の男気に感動し、そして討ち入る松本白鷗以下の雄姿に被るのは、伊福部マーチ。年末には欠かせないものですよね。(伊福部ファンには、第九よりも、忠臣蔵の季節です。)

 

・第5回世田谷フィルムフェスティバル

今年のテーマは、「映画俳優 三船敏郎」です。世田谷文学館での資料展示のほか、上映作品の中に「或る剣豪の生涯」(12/21)、「銀嶺の果て」(12/6)、テーマとは少し違うけど「十三人の刺客」(11/29)と伊福部音楽作品がありました。詳細は、世田谷文学館内のHPhttp://www.setabun.or.jp/filmfes5th.htmまで。

 

・まとめて映画情報です

トップページにも書きましたが、とあるプロジェクト関係(いずれ書籍情報に記入予定)で、最近、更新できず申し訳なく思っております。そこで、少しまとめて最近の映画情報を。(実は、済んだものばかりだったりして。)

ラピュタ阿佐ヶ谷: 「キングコングの逆襲」 6/18〜24、 「流離の岸」 7/9〜15

シネマ・ジャック: 「銀心中」 7/5〜7

東京国立近代美術館フィルムセンター: 「熱泥池」(「現ナマと美女と三悪人」と改題した再編集版) 7/24・8/13、「盗まれた恋」 7/24・8/12、「ビルマの竪琴」(総集編) 8/1・23

浅草名画座: 「炎の城」 8/27〜9/2

ちなみに、最近のCS日本映画専門チャンネルだと、8月の伊福部音楽作品は、

「海底軍艦」「キングコングの逆襲」(東宝特撮王国の枠)、「激流」(おはよう宝塚スターの枠)、「コタンの口笛」(成瀬巳喜男劇場の枠) といった感じです。

 

・東京国立近代美術館フィルムセンターにて「逝ける映画人を偲んで1998-2001(2)」

4月からの第2部では、伊福部音楽のかかるのは「十三人の刺客」と「偽れる盛装」です。

「十三人の刺客」 2003/4/10/15:00 5/2/19:00 

「偽れる盛装」 2003/4/11/15:00 5/1/19:00 

 

・銀座シネパトスは侮れない

銀座4丁目の三原橋地下というロケーションで、地下鉄が通ると騒音が混入するという話もある映画館ですが、日曜を除く21時からのレイトショーは相当のラインアップです。2月は”「山本富士子 これぞ正統派美人」大映の女優vol.1”と題して、山本富士子の主演映画の特集です。2/8〜11が「氷壁」で、単発だから敢えて記載しなかったのですが、3月の「特撮スペクタクル大特集」の充実ぶりは、凄いの一言に尽きます。「大巨獣ガッパ」や「宇宙大怪獣ギララ」といった定番もの以外に、「昆虫大戦争」「吸血髑髏船」「吸血鬼ゴケミドロ」とエグいのもあり、更に岡本太郎デザインの秀逸なパイラ星人が見られる「宇宙人東京に現る」、マッハ文朱の出る「宇宙大怪獣ガメラ」とある中で、やや場違いな感じのする「鯨神」(3/22〜25)と「釈迦」(3/29〜4/4)と伊福部音楽映画があります。特に「鯨神」は白黒でやや難しい映画なのですが、映画館のスクリーンにかかるのは稀ですので、興味のある方は、是非。(なお、原作者の名前で作品をイメージしてはいけません。)「釈迦」のみ上映時間が長いため、20:40からの上映です。ご注意を。料金は1200円で、リピーター割引1000円もあります。

 

・伊福部音楽関係DVD情報(DVD7)

NHK大河ドラマへの便乗か、3月に中村錦之介による「宮本武蔵」五部作がDVDで発売されます。伊福部先生が音楽を担当されたのは、第一作のみなので、単品買いかBOX買いか?ちなみに第一部は、大河で言ったら、1月分くらいですからねえ。東宝特撮の方も、いよいよ4月の「モスラ対ゴジラ」から、昭和シリーズに戻って発売とのことです。

 

・東京国立近代美術館フィルムセンターにて「逝ける映画人を偲んで1998-2001(1)」

恒例の企画です。結構、伊福部音楽の関わった物故者も多いはずなのですが、3月までの第一部では、増村保造監督の「氷壁」しか伊福部音楽の映画が予定されておりません。

2003/2/22/13:00 3/19/15:00  「氷壁」

 

・”日本映画専門チャンネル”(CSorCATV)にて「東宝特撮王国」の放送開始

CSについては取り上げないと宣言しているのですが、大規模上映なので例外的に告知します。2003年1月8日から毎週水曜21時の「東宝特撮王国」(再放送は、同週に4〜5回程度あり)で、東宝の特撮映画を定期的に放送します。したがって、伊福部音楽の映画が、複数含まれます。伊福部音楽のもののみ取り上げると、2003年1月は、「空の大怪獣ラドン」・「ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣」、2月は「地球防衛軍」・「宇宙大戦争」、3月は「大怪獣バラン」と決まっており、その後も「日本誕生」・「海底軍艦」・「フランケンシュタイン対地底怪獣」・「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」・「宇宙大怪獣ドゴラ」・「キングコングの逆襲」と、ゴジラ以外の特撮作品がラインナップされています。伊福部音楽でない作品としては、「マタンゴ」等の変身人間ものや「日本沈没」等のスペクタクルものが予定されています。東宝特撮ファンは、この機会に加入しても損はないか!

 

・伊福部音楽関係DVD情報(DVD6)

下記の「静かなる決闘」には、伊福部先生のインタビューが入っているようです。また、11/21には、「わんぱく王子の大蛇退治」だけでなく、「メカゴジラの逆襲」も!(同日「ゴジラ対メカゴジラ」も出るのですが、映像特典が充実していないと、6000円の価格設定に非難が集中するのは必至。チャンピオン祭り時代のものは、2作をカップリングするくらいのことを考えないと、、、ちなみにアメリカでは、特典がないかわりに「vsスペースゴジラ」と「vsデストロイア」が1枚のDVDにはいっていたりします。しかも、3000円しない!!) 東芝から出ている「鉄道映画名作集2」に”つばめを動かす人たち”と”雪にいどむ”が収録されています。ビデオの入手が困難になっていますので、DVD(TOBH-7052)は比較的入手し易いかも。

 

・川崎市民ミュージアムにて「夢幻礼賛 映画美術監督・木村威夫の世界」

2001年に伊福部先生の高弟眞鍋理一郎氏を映画音楽家として特集で取り上げた川崎市民ミュージアム(筆者の家近くから遠望できるが、川がある!自転車で行ったこともある。)では、「夢幻巡礼 映画美術監督・木村威夫の世界」と題する企画展(2002/11/23〜2003/1/19)に合わせて、2002年11月23日から標記の連続上映会を行います。美術館とは別料金ですが、映画1プログラムは500円で見られます。伊福部音楽作品としては、12/15/16:30より「サンダカン八番娼館 望郷」、2003/1/12/16:30より「お吟さま」が予定されています。

 

・伊福部音楽関係DVD情報(DVD5)

東宝特撮関係のDVDについては、前項を参照ください。ようやく邦画各社もDVDに力を入れ始めたようで、今年秋に関しては「静かなる決闘」(9/6)や「忍びの者全集・地之巻」(9/26)等がリリース予定です。また、日活も石原裕次郎の主演作をDVD化しはじめていますし、東映も長編アニメをDVD化しはじめていますので、先が楽しみです。なお、「十三人の刺客」が7月21日にDVDで発売されています。税抜き4500円ですから、東宝特撮の6000円よりは、ましですか。更に、ついに、東映長編アニメーション「わんぱく王子の大蛇退治」のDVDが、11/21に発売決定!

 

・東京国立近代美術館フィルムセンターにて「日本映画の発見VII」

恒例のシリーズですが、今回は70年代を取り上げるとのことで、第一期は伊福部作品なしで、第二期も「サンダカン八番娼館 望郷」のみ。一応、チェックしていますが、一作品なのであまり取り上げる気にもなりませんでした。詳細は、http://www.momat.go.jp/fc.html まで。早く「逝ける映画人を偲んで」をやらないかなあ。

 

・川崎市岡本太郎美術館にて「ゴジラの時代」

2002年4月20日から7月28日にかけて、川崎の生田緑地にある標記の美術館にて、展示及び映画上映が行われました。展示内容は、ゴジラや対戦怪獣の着ぐるみをはじめ、ポスター、造形物、シナリオ、パンフ等々で、第五福竜丸関連の資料や、関連する絵画・写真等もありました。更には、トークと上映会もあり、6/2は「日米ゴジラ対戦」と題するトークの後で「ゴジラvsビオランテ」、6/16は「ゴジラとは何か」と題するトークの後で「ゴジラ1984」、7/21は「ゴジラの未来」と題するトークの後で「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」が上映されました。

 

・東宝特撮関係DVD情報(DVD4)

東宝特撮関係のDVDは、「フランケンシュタイン対地底怪獣」「三大怪獣地球最大の決戦」「サンダ対ガイラ」と旧作をリリースした後、2002/2月下旬より「ゴジラvsキングギドラ」にはじまる平成VSシリーズのリリースを開始しています。「ゴジラvsモスラ」(3/21)の後、伊福部音楽を離れて「ゴジラ1984」(4/25)「ゴジラvsビオランテ」(5/21)と来た後、年末を待たないで「ゴジラvsメカゴジラ」(6/21)が発売されました。その後、「ゴジラvsスペースゴジラ」(7/25)は伊福部音楽ではないですが、8/21の「ゴジラvsデストロイア」と「ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃」まで出ています。昭和メカゴジラのDVD化が、年末の封切前後らしいですね。

 

・シネマジャック(横浜)にて「シリーズ日本の映画監督 その時代、映画で闘った、監督二人。今井正と山本薩夫」

2002年4月20日から6月28日にかけての企画上映の中で、5/18〜21に「真昼の暗黒」・5/26〜29に「夜の鼓」(いずれも今井正監督)が上映されました。モノクロの暗めの映画ですが、特に前者はその背景等を勉強して行くと、為になると思います。

 

・ラピュタ阿佐ヶ谷にて「映像作家・円谷英二の技」第二期

2002年3月10日から4月20日にかけて、上記の企画上映会が行われました。今回も伊福部音楽作品は多い。「ゴジラ」「怪獣総進撃」「キングコング対ゴジラ」「モスラ対ゴジラ」「怪獣大戦争」「三大怪獣地球最大の決戦」「フランケンシュタイン対地底怪獣」「サンダ対ガイラ」「キングコングの逆襲」「緯度0大作戦」「大怪獣バラン」「日本誕生」「海底軍艦」「大阪城物語」「地球防衛軍」「空の大怪獣ラドン」が上映されました。

 

・「大魔神怒る」等特撮DVD発売状況(DVD3)

2001年秋に発売された大魔神三部作を収めたDVD「大魔神封印函」に伊福部先生のインタビューが収録されています。三部作全部買うと高い(15000円)ので躊躇していたら、ちゃんと「大魔神怒る」の特典として入っていたので、「怒る」(4700円)だけ買いました。意外と置いている場所が少ないとの噂もありますが、筆者の近所では筆者が購入するまで売れませんでした。(02.1.28)ようやくインタビューを見たのですが、話が「大魔神」シリーズにとどまらず、「釈迦」や「ゴジラvsデストロイヤ」とか色々飛んで、大変面白かったです。それもそのはず、特にクレジットされていませんが、インタビュアーは小林淳さんです。伊福部先生の人柄が感じられる優しいインタビューです。(02.3.17)

 

・交通博物館にて「雪と鉄道映画会」

2002/1/19 14時、 1/20 11時・13時・15時、1/26 13時・15時、1/2720 11時・13時・15時で、神田須田町にある交通博物館で、標記の映画会が開催されました。上映されたのは、「雪にいどむ」(1961)と「雪と斗(たたか)う」(1984)の2本で、前者が伊福部音楽を用いています。上映される機会の少ない映画です。(ビデオ発売あり。)子供連れが多いのですが、真面目な記録映画のため、中座する家族が多かったです。タイトル・バックから「銀嶺の果て」のタイトルと同じモチーフで、雪山という意味では同じだなと感じさせられました。新メカゴジラのモチーフは、「つばめ」同様にラッセル車に使われていました。

 

・「ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃」

今年は新作ゴジラに触れないで良いと思ったのに、11/3の東京国際映画祭のラストを見てビックリ。なんと、そこからローリングタイトルの中盤まで、伊福部音楽が!! 確かにシナリオを読んだ時のイメージは、まさに91年のラストを彷彿とさせるものであったので、個人的には”あの曲”がほしいと思っていたが、まさにピッタリである。更にローリングタイトルでは、伊福部先生の名前の前に、過去2作等の時にはなかった文字(怪獣大戦争マーチ)が。そう、OSTINATO版ではあるが、おもむろにゴジラのテーマから、怪獣大戦争マーチへとシフトするのである。監督が使いたいとの意向であったが、まさに驚きのエンディングなのである。映画自体も、強く怖いGのみならず、平和や親子といったことをも考えさせられる、また、オマージュやカメオ出演も多く、一度見ただけでは到底全貌を把握しきれない、大変面白い作品に仕上がっている。12/15の封切りが楽しみだ。サントラは、徳間から発売中。

 

・ラピュタ阿佐ヶ谷にて「映像作家・円谷英二の技」

12月上旬から1月頭にかけて、上記の企画上映会が行われます。東宝の協力の下、「緯度0大作戦」のニュープリントの他、「三大怪獣地球最大の決戦」や「地球防衛軍」等の特撮映画が上映されます。

 

・第3回世田谷フィルムフェスティバル

昨年も紹介した区民以外知らないのではと思ったフェスティバルは、今回ゴジラの新作公開に合わせ,「日本SF映画の黎明期」と題した内容です。世田谷文学館での資料展示の他に、トーク&上映会が11/23「地球防衛軍」11/24「怪獣大戦争」(11/25「妖星ゴラス」12/15「コンと55号宇宙大冒険」)とあり、12/1には東宝スタジオで「宇宙大戦争」を見るという上映会すらあります。いずれも2週間前までに往復ハガキで申しこむ必要があります。ハガキの宛先や詳細は、世田谷文学館のHPを参照下さい。http://www.setabun.or.jp/filmfes%203rd%202001.htm#SFmoviedocument ちなみに、世田谷区報と同様に配られた「文化生活スポーツ 情報ガイド」(vol.6 10/25)にも、詳しく載っています。

 

・川崎市民ミュージアムにて「ロボット映画祭」

2001/9/8から9/16にかけて川崎市民ミュージアムにて開催されます「ロボフェスタ神奈川2001 ロボット映画祭」にて、「キングコングの逆襲」が上映されます。時間は9/14(金)13:30という平日午後です。ちなみに、伊福部作品以外では、「鉄腕アトム」・「ドラえもん のび太と鉄人兵団」・「アイアン・ジャイアント」・「アンドリューNDR114」・「ガンヘッド」・「銀河鉄道999」・「宇宙鉄人キョーダイン」・「大鉄人17」・「人造人間ハカイダー」・「ロストインスペース」・「機動警察パトレイバー」・「老人Z」・「ゴジラ対メガロ」・「サイボーグ999」・「ロボコンの大冒険」・「マジンガーZ対デビルマン」・「ダンガードA対昆虫ロボット軍団」・「ブレードランナー」・「鉄男」が上映されます。集中上映なので、多種多様な作品が取り上げられています。興味のある方は、川崎市民ミュージアムhttp://home.catv.ne.jp/hh/kcm まで。

 

・日本交通協会主催の「鉄道映画の会」

標記の上映会にて、7/31(火)11時30分より、「つばめを動かす人々」が上映されます。短い記録映画ですが、人類が機械に命を与えると言うモチーフが、一つの伊福部音楽世界を形作っています。私もビデオでしか見たことはありませんが、後に「ゴジラvsメカゴジラ」に用いられるモチーフ等が使われています。鉄道マニアにとっても、たまらない作品です。場所は、千代田区丸の内3-4-1新国際ビルの日本交通協会大会議室です。

 

・伊福部音楽作品のDVD化について(DVD2)

なぜかレアな作品がDVD化されているので、ご報告を。下の方で、「新藤兼人からの遺言状」や「面白いところでビデオを見つけました」で紹介した、「どぶ」「原爆の子」「縮図」「狼」 の近代映協作品が7/10にDVDで発売されました。いずれも4700円です。(下の方に書いたように、既に「ビルマの竪琴総集編」や東宝特撮シリーズ等幾つか出ていますが、メジャーなものは紹介しなくてもいいかなあ。)

 

・東京国立近代美術館フィルムセンターにて「日本映画の発見VI」

恒例のシリーズですが、今回は60年代を取り上げるとのこと。

第二期の伊福部音楽作品は、次の2作品です。

「日本列島」 8/15(水)15:00・9/14(金)18:30・10/13(土)16:00 …伊福部音楽の真髄が現れる代表的なジャンルである事件物である。戦後の闇に葬られた事件を扱う。「帝銀事件 死刑囚」に続いて熊井監督と組んだ作品である。熊井監督と組んだ作品数は四本と少ないが、伊福部の音楽を真に理解し、また必要とした監督であったと言えよう。全編を流れるギターを主体とした悲しげなモチーフが心を揺さぶられる。また、1965年という作曲時期から、「怪獣大戦争」や「フラバラ」の匂いも、そこはかとなく感じられるのである。

「大魔神」 8/21(火)15:00・9/20(木)18:30・10/20(土)13:00 …今更コメントを要しないであろう。単なる特撮物と見ることは、正しくない。虐げられた民の怒りと荒ぶる神という意味では、伊福部音楽の真髄に近い作品の一つである。

第一期の伊福部音楽作品は、全部で4作品です。

「大阪城物語」  5/19 13:00及び 6/15 18:30 及び 7/17 15:00…戦争ものというよりは、娯楽時代劇という理解が正しいかと思います。先年にビデオも発売されていましたね。勇壮なマーチとか聞き所も多い作品です。

「座頭市物語」 5/26 16:00及び 6/26 18:30 及び7/25 15:00…シリーズの半数近く(11/26)を手掛けた座頭市シリーズの第一作である。モノクロの渋い映像の中で、天知茂の演ずる平手造酒との友情と戦いを描く。シリーズ後半とは音楽設計も異なり、まさに第一作という感じのする作品である。つくづく勝新太郎という役者の存在感の大きさを、思い知らされるのである。

「手討」 6/1 18:30及び7/5 15:00及び8/4 13:00…番町皿屋敷のヒロインであるお菊の物語であるが、決して怪談話などではない。身分を超えた愛情関係が生んだ悲劇の物語という記憶がある。

「帝銀事件 死刑囚」 6/6 15:00及び7/7 16:00及び7/31 18:30…伊福部映画音楽作品を大胆にカテゴライズして、印象に残る作品が多いグループを挙げると、時代劇・冤罪物・悲劇物・特撮物といったものが、容易に脳裏にイメージできる。「真昼の暗黒」にも通ずる冤罪物である本作は、伊福部音楽の重厚さがその悲劇性をより深く意識させるのである。しかし、帝銀が今の何銀行に当たるのか、即答えられる人間はどれほどいるだろうか。

 

・渋谷シネマライズにて「新藤兼人からの遺言状」(2001/5/12〜25)

渋谷公演通りパルコパート3前のシネマライズでは、89歳を越えてなお現役の映画監督・脚本家である新藤兼人による主要作品の上映会が開かれます。新藤が中心となって設立された近代映画協会の黎明期を音楽で支えたのが、伊福部昭であったことは、言うまでもありません。今回上映される作品で、伊福部音楽が聞けるものは以下の通りです。

「原爆の子」 5/12 14:00及び 5/21 16:30…映画音楽の使い方の教材としても有名な作品です。詳しくは、小林淳著『伊福部昭の映画音楽』第6章を参照。

「どぶ」 5/14 16:30及び 5/15 11:30…乙羽信子が京浜工業地帯のルンペン部落に住む娼婦を演じます。劇中で使われる地上げ屋(金貸し?)のテーマが、後に「vsデストロイア」でスーパーX3のテーマに使われる旋律です。(と言っても記憶モードですが。)この映画の2年後の「鬼火」で、加東大介に使われるイメージの原点かもしれません。

「縮図」 5/22 11:30及び 5/23 14:00…乙羽信子が娼婦を演じて、ブルーリボン女優賞に輝いた作品。確か暗い話だったと思うけれど、手元のビデオを見返す暇がありません。

 

・新宿ジョイシネマにて「名画に酔いしれて」(2001/3/31〜6/2)

東宝の誇る名監督の作品を10夜にわたるオールナイトで上映する企画です。伊福部音楽が登場するのは、第1夜(3/31)本多猪四郎監督の「ゴジラ」・「モスラ対ゴジラ」・「三大怪獣地球最大の決戦」、第4夜(4/21)谷口千吉監督の「銀嶺の果て」・「ジャコマンと鉄」、第6夜(5/5)稲垣浩監督の「或る剣豪の生涯」・「柳生武芸帳」です。いずれも上映開始が22時からです。

 

・東京国立近代美術館フィルムセンターにて「フィルムは記録する2001:日本の文化・記録映画作家たち」

標記の中で「遭難−谷川岳の記録」が上映(1/11の18:30と2/8の15:00)されました。サラリーマンの私は、奇跡的に1/11の昼にフィルムセンターのHPで発見し、見ることができました。テーマが山岳遭難ですから、基本的にはレクイエムとヴォーカリーズの嵐でした。勿論アレグロやマーチはなしです。映像としても遭難者の遺体が映るくらいですから、到底明るくはなれません。(入場料金はいつものごとく410円でした。)

なお、1/24と2/3に上映された「声なきたたかい −まつけむしの一生―」は、小林淳著「伊福部昭の映画音楽」の巻末作品リスト(井上誠氏による)等に伊福部音楽作品として挙げられているが、フィルムセンターのパンフには”音楽:福見潤”とあり、実際に伊福部音楽とは異なるものであったとのことである。確かに福見潤という作曲家が、「瀬戸内海」(1959関西映画)という記録映画の音楽を担当されているという記録があり、何らかの事情で伊福部先生に作曲の依頼があった後に、音楽が差し替えられたものかもしれない。少なくともスコアが存在する以上、作曲されたのは間違いないのだが。(事情をご存知の方がいらっしゃれば教えてください。もしかしたら、音楽の異なる2バージョンが存在するとか。)

 

・池袋の新文芸坐「戦後日本映画〜時代の選んだ86本〜」

リニューアル・オープンした名画座の老舗新文芸坐で、オープニング企画として、選りすぐりの日本映画が上映されています。伊福部音楽が聞けるものとしては、12/18「真昼の暗黒」、12/23AN「日本誕生」、1/19「サンダカン八番娼館 望郷」があります。詳しくは、http://www.shin-bungeiza.com/にて。

 

・面白いところでビデオを見つけました。(DVD1)

最近お茶の水の丸善に行ったところ、店頭のワゴンセールで古いビデオを販売していました。そこにあの倒産したパステルビデオの作品群がありました。発見した伊福部音楽作品は全部で8つ。残念ながら、私はすべて見たことがあり、幾つかは友人が数年前に同じようなセールで見つけてくれたものでした。1本2500円は、貴重かな? 見つけたのは、「原爆の子」「縮図」「蟹工船」「真昼の暗黒」「扉は開かれた」「狼」「足摺岬」「どぶ」です。なお、「ビルマの竪琴 総集編」等一部作品のDVD化がはじまっています。保存等を考えると、ますますDVDシフトが進むでしょうね。東宝も「ゴジラ」・「空の大怪獣ラドン」・「日本誕生」等旧作特撮映画のDVD化を開始しました。「ゴジラ」には伊福部先生のロング・インタビューが入っています。価格は、6000円(税抜)と高めです。

 

・第二回世田谷フィルムフェスティバルにて「柳生武芸帳」を上映

おそらく区民以外にはほとんど知られていないフェスティバルで、今年は展示が「時代劇の名匠・稲垣浩の世界」(1/6〜3/31 世田谷文学館)であり、1/20には久我美子さんらによるトークの後、「柳生武芸帳」の上映がありました。区内九品仏の浄真寺で撮影された作品であり、近所の私には趣深い作品です。

 

・岩波映画特選ビデオライブラリー第1集発売!

数年前に倒産した岩波映画の貴重な記録映画を保存するため、ビデオを発売しその収益でデジタル化して保存する計画が開始されています。第1集はVHS10巻組で、2000年12月末締めきりで募集されています。その中の第2巻は、「遭難−谷川岳の記録」です。音楽の一部はVAPから発売された「未発表映画音楽全集・岩波映画編」に含まれています。詳細は、http://iwanami-eiga.impress.co.jp/ を参照下さい。第2巻だけ分売すると、結構売れると思うのですが。また、「佐久間ダム総集編」は単独でビデオ化されているようです。でも、音楽は芥川先生です。芥川先生には申し訳ないのですが、映像を見ながらVAPから発売されたCDの曲をシーンに合わせると、それなりに楽しめます。今度ビデオ・キャプチャー・ボードを買って、自分で作ってみようかな。

 

11/4〜1/12渋谷ユーロスペースにて、「増村保造レトロスペクティブ」

ユーロスペースにて増村保造監督の作品を上映する企画があり、その中で伊福部先生と組まれた「氷壁」が12/17〜20の13:00から上映されます。見たことがあるような、ないような。でも、手元のリストを見ると、チェックがない!

年末忙しくて行けなかった私のような方のために、アンコール上映があります。「氷壁」は、1/21の17:00と1/22の11:00からの2回です。それでも、行けなかった!

 

11/3オーチャードホールにて、「ゴジラxメガギラス」上映

今年も東京国際映画祭の特別招待作品として、ゴジラ・シリーズ最新作が上映されます。ここに掲げる意味もあまりないですが、今回の音楽担当は大島ミチルさんで、伊福部先生のゴジラのテーマも使われます。「ゴジラ2000」と同様に、音楽とシーンがもっともマッチしているのが、”伊福部ゴジラ”ということにならないことを祈ります。(2000/10/10)

念のため関係者の意見を載せておくと、「音楽は素晴らしく良い」とのことです。ちなみに、伊福部先生のゴジラのテーマについては、敢えて”ドシラ・ドシラ”を使わずに、「SF交響ファンタジー第1番」で言うその前の冒頭の部分のみとのことです。(2000/10/28)

実際に見たところでは、映画の冒頭で1954年からを降り返るニュース映画(うまくミレゴジを合成しています)の部分と、東京湾登場のシーンで、上述の曲を使っていました。伊福部音楽を前半のニュース映画部分のみに絞れば、もっと大島さんの音楽が活きたと思います。それだけ、大島さんの新しいゴジラは新鮮で良かったのではないでしょうか。(2000/11/3)

ちなみに、余談ですが、凱旋上映された「ゴジラ2000」で伊福部先生の音楽が増えているのですが、元々使われていた「vsモスラ」のゴジラのテーマをローリングタイトルの前半に使ったり、ラストの新宿一帯で火を吐くゴジラになぜか「三大怪獣」のラドンのテーマを使ったりと、よくわからない用法でした。(2000/11/16)

 

・川崎チネチッタにて、「カワサキ ハロウィン2000」

10月28日は、「ハロウィン“こんなのアリ?!映画祭ジャパニーズ編」として、『幻の湖』・『緯度0大作戦』・『恐怖奇形人間』・『マタンゴ』が上映されます。ここで取り扱うのは、『緯度0大作戦』があるからです。ビデオ化されておらず、サントラは辛うじてまだ入手できるという状態でしょうか。浅草東宝のオールナイトでも最近は滅多にかかりません。そういえば、アメリカのテレビ放映版を録画したものが、机の上にあるはずだ、、、、まだ、見ていない!!

 

・千石の三百人劇場にて、「追悼・宮川一夫 光と影による映画史」(00/4/22〜6/2)

昨年亡くなった名カメラマン宮川一夫の撮影作品から63本を上映する。伊福部音楽作品は、以下の通り。気づいたのが4月末で、既に幾つか終わっていました。

西陣の姉妹 4/23・26・6/2  没落する旧家の三姉妹を描く。確か昔衛星放送で見た記憶があるので、パス。

千羽鶴 4/22・5/30 カラーのリメイク版ではない。未見。でも、5/30は昼間だし、、

女と海賊 4/23・24・25 下にも記した通り、相変わらず縁のない作品である。(結局、この年の秋に衛星放送で初見。長谷川一夫主演ということで「源氏物語」を思い出すのだが、昔騙された恨みから、騙した女性に似た別人に迫るところは、まさに色ボケと言った感じで、どうも私の中では、長谷川一夫のイメージが良くない。作品としては、確かにカメラワークが面白いが、決して伊藤大輔の脚本が良いとは思えない。)

駿河遊侠伝 破れ鉄火 5/3・8・18 ビデオ化されてなく初見。ニュープリントで画質もよい。タイトル曲から「vsメカゴジラ」のメインタイトルに近い旋律なので、のけぞってしまった。神社で笛のソロで奏でられるのは、日本組曲の旋律。要所を締める音楽が大変気に入った。若き日の次郎長の活躍を颯爽と描いている。クライマックスの乱闘シーンの曲が、カツライスの勝新太郎コレクションに入っており、メインタイトルの旋律も確認できる。陽性の勝新太郎である。

座頭市の歌が聞こえる 4/27・6/1 未見。座頭市もまだ全部見終わっていないなんて!

鬼の棲む館 5/7・15 1969年の作品ということで、万博三菱未来館の音楽との共通性が確認されました。ストーリーは、人間の業と悟りを考えさせられる重いものでしたが、だからこそ伊福部音楽がよく合う。決してモールのマーチのみが伊福部映画音楽ではない。

 

・阿佐ヶ谷のラピュタ阿佐ヶ谷にて、「岡本喜八映画祭」(00/3/19〜7/22)

4ヶ月かけて、岡本喜八の全作品を一挙上映するという企画の中で、伊福部作品が上映される。

4/16〜22 暗黒街の顔役

6/4〜10 座頭市と用心棒

いずれも私は見たことがあるのでパス。コメントも、掲載済み。

 

・横浜シネマ・ジャックにて、「市川雷蔵没後30年特別企画」(99/12/25〜00/3/24)

大井武蔵野館ない今残された数少ない名画座である横浜のシネマ・ジャックにて市川雷蔵主演作品60本が一挙上映される。残念ながら、伊福部先生と組んだ作品は以下の3つのみ。

1/12〜14 忍びの者 霧隠才蔵

1/30〜2/1 眠狂四郎 多情剣

2/5〜2/7 眠狂四郎 無頼剣

時間等は、シネマ・ジャック(0120-198-009)まで。私のお薦めは、眠狂四郎としては邪道かもしれないけど、無頼剣での天地茂との戦いかな。未だに、「忍びの者 霧隠才蔵」は見る機会に恵まれない。

 

・東京国立近代美術館フィルムセンターにて「日本映画の発見V栄光の'50年代」

10月中旬までの期間で50年代を振り返る企画です。(入場料金はいつものごとく410円です。)

最終第3期の伊福部音楽作品上映スケジュールは下記の通りです。

下町(1957) 8/24 18:30 9/15 13:00 10/5 15:00

  別の「トランペット少年」という伊福部先生と関係深い関川秀雄監督の教育映画と二本立てでした。下町は、夫の復員を待つ山田五十鈴とシベリア帰りの三船敏郎の悲恋を描いた秀作。曲数は少なめで、後に「摩周湖」や「釧路湿原」に使われたものと近い旋律がメインになっていたようです。暗めの映画ですから、当然所謂伊福部マーチの出番はありません。

女と海賊(1959) 9/10 15:00 9/30 18:30 10/21 15:00

仕事と調整がつかず、行く事ができませんでした。平日の昼間は行けませんから。

日本誕生(1959) 9/10 18:30 9/30 15:00 10/23 16:00

124分の短縮版です。今更のコメントは不要ですね。

残念ながら、8月までの第2期の伊福部音楽作品は「ゴジラ」のみでした。

5/14迄の第1期では、以下の伊福部音楽作品が上映されました。

激流(1952) 4/13 15:00 5/8 13:00

山奥のダム建設現場にやってきた技師(三船敏郎)を中心とする人間模様が描かれます。何せ舞台設定が”ダム”だからと期待したのですが、オープニングのダム設備を写す場面では、バランと同じようにピアノソロで書かれているし、冒頭工事現場に向かうところで「鹿踊り」に出会ったり(偶然かもしれないがバレエ曲「日本の太鼓」は前年の作品である)と、興味深い音楽設計でした。もっとも1番笑えたのは、短いシーンでしたが、工事現場の慰労会で地球防衛軍マーチに乗って踊るフレンチ・カンカンでしょうか。

原爆の子(1952) 4/13 18:30 5/1 16:00

昔ビデオで見ているので行きませんでした。広島育ちの私には辛い作品です。

偽れる盛装(1951) 4/17 13:00 5/7 18:30

かつて衛星放送で見たことがあるのでパス。

源氏物語(1951) 4/24 13:00 5/14 15:00

かの「怪獣大戦争マーチ」の旋律が使われたことで有名な作品です。駒比べのシーンでかかるのは、ピアノソロの演奏でした。作品自体は、大作をかなり大胆に改作しているのですが、大きく逸脱せずに楽しめました。もっとも相当登場する女性数が減らされているのですが。

 

・大井武蔵野館にて「渚を駆ける女」を上映(98/12/4-10)

レイトショーで上映されていたのですが、仕事のため行けず残念です。しかも、99/1月末で閉館とのこと、私も幾つか伊福部映画や特撮映画を見に通ったことが懐かしく思い出されます。1月下旬には「或る剣豪の生涯」の上映が予定されています。

 

・東京国立近代美術館フィルムセンターにて「逝ける映画人を偲んで」

恒例の企画です。昨年度亡くなった映画関係者を偲んだ作品が並んでいます。昨年の物故者の中では、三船敏郎・勝新太郎・萬屋錦之介に加え、田中友幸プロデューサーと伊福部先生と縁の深い方が多いため、「空の大怪獣ラドン」とかのラインナップがあります。(98/12/4まで)

98/9/12/13:00   「美女と怪竜」

歌舞伎の鳴神上人を題材に監督:吉村公三郎、脚本:新藤兼人のコンビが取り組んだ作品。主役は、雲狭間姫を演ずる乙羽信子。イントロとエンディングに江戸期の歌舞伎小屋を使い劇中劇として見せつつ、主要部分は通常の時代劇映画のように見せるのはとても斬新な手法。歌舞伎の謡いに隠れて、伊福部音楽はあまり頻繁には出てこないが、後に「柳生武芸帳」のメインタイトルに使われる主題などが顔を覗かせたりして面白い作品でした。なかなか見ることのできない貴重な作品であり、ちゃんと「ストーカーズ」が数人いらっしゃいました。(片山杜秀氏をストーカーズに数えるのはどうかとも思うが。)

 

川崎市民ミュージアムにて「蟹工船」上映

98/3/15(日)16:00より。「メガホンを持った俳優たち」の一連として上映されます。私は3/7の上映を見てきました。小林淳さんの本に色々と小林多喜二との経緯とか書いてあったのが思い出されます。重厚なテーマはまさに伊福部節がピッタリとあう素材です。蟹工船を舞台に労働者運動とそれを鎮圧する使用者・軍隊を描いています。

 

・横浜シネマ・ジャックにて、「三船敏郎追悼特集」を上映

第一弾:98/3/7〜5/1のスケジュールで、黒沢明以外の監督作品を上映。従って、全32作品中で伊福部作品は1/3を越えます。時代劇あり、アクション作品あり、これまでに見てない作品を見る絶好のチャンスです。

3/7〜9    「銀嶺の果て」

ユーロスペース特集上映にてコメント済み。

3/10〜13  「黒帯三国志」・「ジャコ万と鉄」

前者は三船敏郎演ずる若き柔術家を描きます。平田昭彦扮する労咳病みの空手家との対決は見物です。後者は、ジャコ万(月形龍之介)と鉄(三船)の男の争いを北海道の鰊場を舞台に描きます。ラスト直前に両者が和解し共に鰊網を引くシーンは両雄の男らしさを余すところなく描いています。

3/14〜16  「下町」

上記「日本映画の発見V栄光の'50年代」を参照下さい。

3/24〜27  「柳生武芸帳」・「柳生武芸帳双龍秘剣」

衛星放送でNHKがたまにやってくれます。私の初見は、浅草東宝のオールナイトでした。タイトル曲が特に好きです。ストーリー的には、第一作の方がよいです。

3/28〜30  「暗黒街の顔役」

メインの曲が「ゴジラ対ガイガン」に流用されている作品です。曲を耳にするたびに、「ガイガン」が思い出されてしまうのは、苦笑ものでした。三船敏郎の役どころは、ちょっと意外という感じでした。

3/31〜4/3  「或る剣豪の生涯」

平日のスケジュールが合わず行けませんでしたが、後にNHK衛星放送でやってくれました。「シラノドベルジュラック」の翻案ですが、稲垣監督のイメージに反して純愛映画といったところでしょうか。平田昭彦が裏切る仲間、宝田明が美男子役とキャストもお馴染みが多く、大変面白い作品でした。

4/4〜4/6  「大阪城物語」

これも昔浅草東宝で見たので、パス。昨年ビデオが発売されていましたね。大阪の陣を舞台としたアクション娯楽映画といったところでしょうか。

4/25〜4/27 「お吟さま」

ようやく伊福部映画音楽の昭和最後の作品をスクリーンで見ることができました。熊井監督の一連の女性映画中でも、傑作の部類に評価できるでしょう。デボラ・ミンキンのリュートをメインに据えた曲群は、特撮・記録映画以外の劇映画音楽としては、最後という位置づけに相応しいでしょう。約2時間半という長編も飽きさせられません。

 

第二弾:98/6/6〜7/17のスケジュールで、黒沢明以外の監督作品の続きを上映。実は、今回は詳細を把握したのが事後になり、いつのまにか始まっていました。幸い知った時以前には、伊福部作品はなかったのですが。

6/24〜6/26 「日本誕生」

スクリーンで見たかったのですが、少し仕事も忙しく涙を飲みました。

7/3〜7/5 「奇厳城の冒険」

以前に大井武蔵野観館で見ているのでパス。SF交響ファンタジー第二番の冒頭に使われているので、耳にしたことのある人は多いし、ビデオも発売されています。原作が「走れメロス」というのが、意外です。

7/12〜7/14 「座頭市と用心棒」

ビデオで見たことがあるので、パス。脇役の米倉斉加年が絶品です。音楽的には、シリーズ次の担当である「新座頭市物語 笠間の血祭り」の方が良いと思います。

7/15〜7/17 「忠臣蔵 花の巻・雪の巻」。

かの東宝創立30周年記念映画です。勇壮な伊福部マーチに乗った討ち入りとか、メインタイトルから連綿と流れるレクイエムとか聞き所の多い作品です。勿論、オールスターキャストですから、見所も豊富です。私も15年ほど前でしょうか?伊福部音楽に浸りはじめた頃、テレビで見て興奮したのを覚えています。なお、三船敏郎の役所は俵星玄蕃です。講談とかだと出番は少ないはずなのに、随分と冒頭から出てきます。仕事場から黄金町までは約1時間かかるので、5時に会社を抜けて見てきました。それだけの苦労の甲斐のある作品でした。子別れのシーンとかは涙が止まりませんでした。

 

東京国立近代美術館フィルムセンターにて記録映画を上映

98/3/17(火)18:30より。「流氷の町」

タイトルから、いきなり合唱頌詩「オホーツクの海」です。網走の漁師一家の一年を通して描く作品でした。「オホーツクの海」の旋律がメインテーマというのも、まさに扱っているのが、オホ−ツク海ですから、無理がありません。

98/3/20(金)18:30より。「谷間の歴史」

後の佐久間ダムにもつながるダムものです。音楽的には、佐久間ダムの方が印象に残ります。

98/3/24(火)15:00より。「霜の花」

スケジュール合わず。

 

ユーロスペース「伊福部昭の世界」

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